2023年12月8日(金)宮城県産業技術総合センターで開催されたDXセミナーに参加してきました。(主催:みやぎデジタルエンジニアリングセンター)
バージョンを上げるだけで向上する設計効率(Inventor)
オートデスク㈱様から3DCAD「Inventor」のバージョン2014~2024で搭載された便利な新機能の紹介がありました。ダイレクト編集機能、AnyCAD(インポート)、アンラップ(展開)、3D注記(MBD)、シェイプジェネレータなど、バージョンアップで設計効率が向上することをデモ形式で説明がありました。
2次元CADでも取り組める機械設計の効率化(AutoCAD)
㈱大塚商会様から2DCAD「AutoCAD Mechanical」の特徴、便利な機能について紹介がありました。
AutoCAD Mechanicalは、機械設計図に必要な様々なツールが搭載されており、国際的な製図規格に対応し、標準ライブラリが豊富で、頻繁に行う作業の自動化も可能ということでした。
作図や注釈作成・編集の作業のスピードアップ、自動化機能による作図ミスを防ぎ、作図工数の大幅削減ができるなどのメリットがありました。
現状把握のデジタル化と3DCAD活用によるDXへの取り組み
オートデスク㈱様から3Dスキャナーで取得した点群データを3DCADで活用する方法について具体的なアプリケーションの説明がありました。
「ReCap Pro」を使用することで点群データの計測や編集。
「Factory Design Utilities」を使用しての工場レイアウトについて動画を交えての紹介がありました。
VRは製造業で使えるのか?活用シーンのご紹介(VRED)
オートデスク㈱様、㈱大塚商会様、㈱イマオコーポレーション様から、製造業でVRを活用することでのコミュニケーション向上によるQCD向上について、活用シーンの紹介なども交えながら説明がありました。AUTODESK社の「VRED Professional」を使用することで、綺麗なCGレンダリングとVRが可能となるとのことでした。
手軽に始める3D設計・CAMの活用で業務効率化と生産性向上
オートデスク㈱様、㈱マクロス様から「Fusion 360」のCAM機能について紹介がありました。
Fusion 360は、年間使用料金7万円台と安価でありながら、高性能なCAMエンジンが搭載されていて、工具の負荷を考慮したツールパスの作成ができ、一般的なツールパス機能が搭載され、最近では、加工シミュレーション機能が充実しているとのことでした。また、追加オプションを購入すると同時5軸加工まで行うことができました。
展示
セミナーの他にも展示コーナーがありました。
LEICA BLK360 G2
2022年秋にリリースされたコンパクトなレーザースキャナー「Leica BLK360 G2」は、従来型の5倍以上速い、わずか20秒で球面画像を含むフルスキャンを行うことができます。VISテクノロジーによるデータの自動的な合成など、ワークフローも高速化されていました。
高品質を保ちながらクラス最高速度の高速スキャンで現場をキャプチャー。現場でスキャンデータを自動的に合成することでワークフローを高速化し、データセットを確実に完成させることができます。
今回のセミナーで、オートデスクのAutoCAD、Inventor、Fusion 360 などについて、最新情報を収集することができました。ありがとうございました。ノベルティもいただき♪感謝☆