2020年1月24日(金)北上オフィスプラザのセミナールームにて、JBMエンジニアリング様を講師にロボット活用セミナーを開催しました。
人手不足の中で生産性を高めるためには、 「デジタルツールなどの利活用」がカギとなります。 そうしたツールを使いこなして現場作業の自動化を図りつつ、 より付加価値の高い業務に重点化できる職場をつくるべく「人材育成」も今後求められます。
今回のセミナーでは、講師にジェービーエムエンジニアリング株式会社の方に、ロボット導入時間を大幅に短縮する オフラインティーチング「OCTOPUZ(オクトパス)」について説明をして頂きました。
ロボティクスアプリケーション「OCTPUZ(オクトパス)」とは、産業用ロボットのティーチングプログラムをオフラインで生成しシミュレーションが行えるアプリケーションです。
搬送・溶接・ミーリング・塗装等のティーチングやシミュレーションが行え、 様々なメーカーに対応しています。 それらのロボットやコンポーネントは、数千にも及ぶ豊富なライブラリから選択し定義できるので、ラインの変更も容易に行うことが可能です。
ライン停止時間の極小化
従来はラインを停止し、ロボットを操作しながら動作の登録を行う必要があったため、2日程度の生産ロスが生まれていました。停止するからロスが生まれる。だからオフラインティーチングを使うとロボットを停止させず、次々とデータ作成が可能。停止時間はデータ転送と調整と試運転なので停止時間が減ります。
CAMデータの活用
CAMのツールパスデータを取り込み、ティーチングに利用できます。塗装、バリ取り、溶接のティーチングにおいて威力を発揮します。CAMで作成されたツールパスデータはOCTOPUZ PathFinder機能により解析され、お使いのロボットに最適で滑らかなパスに最適化されます。
ティーチングマン委託コスト削減
熟練のティーチングマンへの委託コストは悩みの種です。ティーチング時間やラインシフトの調整といった負担から開放され、ティーチングの内製化を実現します。
設計作業への差し戻し防止
OCTOPUZシミュレーションを使えば、ロボットコードの開始から終了までロボットが問題なく動作するワークレイアウトを探す事が可能になり、現場で発生する「設計作業への差し戻し」問題が解決します。
シミュレーションで事前把握
現場ではオフラインティーチングが担うロボット動作以外の「様々な個所」で「様々な問題」が発生し、その都度貴重な時間をロスしてきました。
OCTOPUZシミュレーションを使えば、その問題点を事前に確認できるので、現場で発生するロスタイムを削減することができます。