2017年11月3日(金・文化の日)、4日(土)に岩手県北上市でハッカソン「北上ハックブツソン2017」が行われました。
ハッカソンとは、「ハック」と「マラソン」を組み合わた言葉で、あるお題に対してチームで物やサービス、システム、アプリケーションなどを期間を決めてマラソンのように作っていくことです。
新しいサービスや機能に関するアイデアやヒントを発掘することが大きな目的で、参加者側のメリットとして、製品を製作する経験ができる、最新技術に触れられる、普段の業務の幅を広げられる等があります。
今回は博物館とハッカソンを組み合わせて、北上ハックブツソン!!というわけです!!!
イベント詳細
http://kitakamihack2017.peatix.com/?lang=ja
1日目の会場は、北上市立博物館
昨年9月にリニューアルし、平泉に先立つ仏教文化の中心地であった国指定史跡国見山廃寺跡の魅力を伝えるほか、樺山遺跡、八天遺跡、江釣子古墳群からの出土品、中世の領主・和賀一族ゆかりの品、南部と伊達の藩境のくらしや北上川舟運の関連資料などを展示しています。きたかみ魅力辞典
今回は事前に以下の5つを3Dスキャンして3Dデータ化しまして、それをもとにアイディア出しを行いました。
アイディアを3Dプリンタで形をつくれるように3DCAD-Autodesk Fusion360の操作方法についてのレクチャーもありました。
全員から出たアイディアの投票をおこない、5つに絞られ、1チーム4~5名に分かれて、実現に向けて活動がスタート
となんだかんだで、午後1時半から始まったハッカソンが19時をすぎ、宿泊先である、ふるさと体験館へ移動!
夕食が夜8時で、そこからお風呂に入って、お酒を飲んで寝るのかと思いきや皆さん作業を黙々と進めていました。
用意していたビールも余ってしまいました。
(私は飲みましたけど・・・笑)
スタッフ側だった私は12時に寝ましたが、みなさんは夜、朝?3時まで作業していたとのことで、徹夜の方もいたようです!これにはビックリ!!
そして朝には、きちんとみんな起きて朝ごはんを食べてるから、これまた感心。
2日目は、会場を北上オフィスプラザ内にある北上市産業支援センター、いわてデジタルエンジニア育成センターに移動し、3Dプリンタやレーザーカッターを使用しながら、アイディアを具現化していきました。
昨日レクチャーを受けた3DCAD-Fusion360でモデルを作成していきます。
デザインをする人、プログラムを作成する人、組立てる人、プレゼン資料をつくる人など、チームで分担して作業を進めていました。
午前9時半から作業も、あっという間に夕方5時になり、製作時間終了。出来上がった作品の発表会・審査会が行われました。
審査員も選ぶのが難しかったことでしょう!
今回の審査員
館長 髙橋 博 様
最優秀賞は、チーム「土器っちん弥生」
土器を食器にするというアイディアで、3DCADと3Dプリンタを使って形をつくり、実際にカレーを買ってきて入れるというこだわり。
そして、土器の食器ショップやカフェの提案もあり、素晴らしい作品とプレゼン内容でした。こちらのチームは、他にも北上市賞、オートデスク賞も獲得!!
もう1チーム紹介、「4足歩行」
タミヤ賞、イーヴァ賞、3Dワークス賞の3つを受賞!!
土器と竜の頭が合体していて、下にキャタピラをつけて動くものを製作。
こちらのチーム、かわいい萌えキャラも作成していました!
ほかに私個人的には、ストローで製作した船が凄いと思いましたね。
他にもセンサーMESHをつかったレベルの高い作品や傘など、面白い作品がいっぱいで、期間的に1日半でここまでつくれるんだ!ってすごく感動しました。
今回の岩手県北上市でのハッカソンイベント「北上ハックブツソン」は、参加者のものづくりへの情熱と協賛企業、運営スタッフのがんばりで大成功に終わりました。また次回もハッカソンやりたいですね。
今度私は参加者側で出ようかな♪
追加でスライドショー動画を作成したのでアップします。