2025年2月18日(火)、19日(水)に、いわてデジタルエンジニア育成センター(岩手県北上市)を会場に講師に株式会社プラーナ―の髙橋様をお招きしまして、幾何公差に関するセミナーを開催しました。
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設計者は、生産側の実態を知り、設計意図を明確にするために、適切に幾何公差を指示する必要があります。セミナーでは、幾何公差の意味と表記方法、汎用の計測器や測定機を用いた公差を測定する方法などについて丁寧に説明いただきました。実践演習やグループ実習もあり、受講者は理解を深めることができました。
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サイズ(寸法)公差だけでは、意図を伝えるのが難しい部分でも幾何公差を活用することで必要な形状を確保しながら無駄な加工や検査のコストを削減できたり、組立てや検査を意識したデータムの設定が重要であり、基準を考えた設計の重要性を学ぶことができました。
公差は、余裕を持ちすぎると機能不良の原因となる一方、厳しくしすぎると加工コストが上がる。公差解析を活用し、適切な範囲を設定することが重要ですよね。設計者だけでなく、製造部門・品質管理部門と連携し、公差設定を現場レベルで理解し合うことが品質向上につながりますね。
今回のセミナーを通じて、幾何公差の重要性を再認識するとともに、適切な公差管理が品質向上とコスト削減の両立に寄与することを学びました。設計段階から幾何公差を意識し、社内での公差管理の改善に取り組んでいけると良いですね。
今回の講師である㈱プラーナ―様は、公差設計のプロフェッショナル集団で、セミナーやeラーニング、認定試験などの他、企業様の課題解決・コンサルも行っていますので、公差設計にお悩みの企業様は、ぜひ一度、ご相談してみては、いかがでしょうか。
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幾何公差セミナー
日 時:20245年 2月18日(火)、19日 (水) 9:30~16:30
場 所:いわてデジタルエンジニア育成センター(岩手県北上市相去町山田 2-18)
講 師:株式会社プラーナ―
主 催:株式会社北上オフィスプラザ、職業訓練法人北上職業訓練協会
主 管:いわてデジタルエンジニア育成センター
協 力:岩手県、北上市