2023年7月11日(火)いわてデジタルエンジニア育成センター(岩手県北上市)を会場に、講師には「株式会社アルゴグラフィックス」様をお招きしまして、「3Dを活用した生産技術領域のDX推進セミナー」を開催しました。
見るだけじゃない!3D設計データをフル活用してみませんか?というタイトルで、設計の3DCADデータを生産技術者や製造現場でも活用しないと勿体ない!というお話しがありました。
設計者の制作した3DCADデータを見るだけであれば、無償のビューワがあります。さらに、XVLというソフトを利用すれば、見るだけではなく、試作品代わりに評価・検証が行えたり、業務で必要な指示書の作成なども行え、デジタルデータで情報を保持・編集が行えます。同時並行で業務を進めリードタイム短縮、早期品質の作り込みによる後戻りの削減、ペーパーレスなど多くの活用メリットがあります。
XVLは、大容量の3D CADデータを高精度を保ちながら軽量化し、設計データ検証・組立指示書・部品表など製造業務全体における3Dデータ活用を支援するツールです。3D形状はもちろん設計で付加した属性情報や製造・手配上必要となる製造構成・組立構成等の情報を1つのファイルで保持・表現を可能とします。設計・開発・製造・生産・サービス・調達など、各業務にあわせて効率的な3Dデータ活用が可能で、製造業務全体の業務最適化を実現できます。
セミナーでは、生産技術領域のDXを支える「XVL」の概要から、3次元モデルを活用した生産設備の開発や工程設計の支援方法をデモンストレーションを交えて説明がありました。XVLが生産技術領域に与えるメリットについて知ることができました。
説明後には、操作体験会も実施し、XVLを使った機構シミュレーションの流れを学びました。
最後に、VRで自動車や工場の生産ラインの3Dデータの仮想空間も体験いただきました。
XVLを活用することで、図面の代わりに3Dを使用して業務効率の向上が実現でき、部門を問わず手軽に3Dが利用できる環境を整えることができます。検証機能を利用して干渉確認、組立検討・工程設計が行え、事前に問題点の洗い出しが行えます。また、現場で必要な手順書の作成、アニメーション(動画)制作が行え、生産設備も3Dによる仮想動作検証が可能ですし、VRでのバーチャル空間上で実寸評価も可能です。
3Dデータをフル活用するために、XVLの導入を検討されてみては、いかがでしょうか。
3Dを活用した生産技術領域のDX推進セミナー
日 時:2023 年 7月 11日 (火) 13:30~16:45
場 所:いわてデジタルエンジニア育成センター(北上市相去町山田 2-18)
講 師:株式会社アルゴグラフィックス
主 催:株式会社北上オフィスプラザ、職業訓練法人北上職業訓練協会
主 管:いわてデジタルエンジニア育成センター
協 力:岩手県、北上市