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レポートNo.190:製造業向けVR(VPS Xphere)活用セミナー

2024年2月28日(水)北上オフィスプラザ(岩手県北上市)のセミナールームを会場に「株式会社デジタルプロセス様」「富士通Japan様」のご協力をいただきまして、製造業向けVR活用セミナーを開催しました。

製造業界でCAD、Viewerなどを使用した3次元設計が定着してきており、設計の品質向上、期間短縮に寄与しています。一部製造フェーズでも、3次元の活用が進んできていますが、大きさや奥行きなどを十分に把握できることが難しいため、実機での検証が行われています。そのため、設計変更の際には多くの手戻り工数がかかっております。この課題の解決策として、VRを使った検証が注目を集めています。

VR(ブイアール)とは、Virtual Rality(バーチャル・リアリティ):仮想現実と呼ばれ、コンピュータ上に作成されたデータ(仮想空間)の中にメガネのようなものをかけて仮想の世界を体験できる技術です。3DCADも立体とはいえ、2次元のディスプレイ上で見ているのでスケール感や立体感は、VR(Virtual Reality:仮想現実)で確認した方が、よりリアルに検証できます。

セミナー参加者には、製造業でのVRの事例を紹介し、製造業向けVRシステム「VPS Xphere(クロスフィア)」を実際に体験してみてもらうなど、VRのメリットや活用例を知っていただきました。VRを体験した参加者は、自分の視点で自由に3次元空間を歩いて確認できることに感心を示していて、実務での活用もイメージされているようでした。

いわてデジタルエンジニア育成センター(岩手県北上市)では、製造業向けVRシステム「COLMINA デジタル生産準備 VPS Xphere(クロスフィア)」(富士通株式会社、開発元:デジタルプロセス株式会社)を新しく導入いたしました。それに伴い今回セミナーを開催したものです。

VPS Xphere(クロスフィア)は、ヘッドマウントディスプレイを装着し、3Dバーチャルの中に入り込んで、検証・検討を行えます。リアルスケールのVR空間内で、実機と同じ感覚で体験する事での気付き、実際の視点や実際の姿勢での課題など、設計・製造現場の問題を早期に発見できます。

・組立/保守などの作業時に手が届くか?
・作業姿勢に無理はないか?
・装置の動作タイミングと作業のバランスは?
・作業時の圧迫感や安全面の不安は?
など、VR(仮想現実)空間で確認することができます。

ヘッドマウントディスプレイは、「HTC VIVE Pro 2」や「Meta Quest 3」などが対応しています。
今回は無線タイプの「Meta Quest 2」を装着して体験していただきました。

VPS Xphereは、VR酔いしづらいのが特徴で、遅延がなく、自分で歩いたり、しゃがんだりして自分の身長の高さでの視点や姿勢を変えてバーチャル空間を体験できます。様々な3Dデータを取り込むことができ、大規模データでもVR空間に没入できる高速レスポンスで、実際の組立作業や生産ラインを再現可能です。VR空間で遠隔地にいる方と一緒に打合せもできます。どこを見ているのか、何をしているのか、同じ場所にいる感覚で一緒に検証が行えます。人や物の移動にかかる時間、費用を削減できます。

VPS Xphereの活用例として、製品構造の確認から組立性・操作性の確認、工場レイアウト確認、組立/保守のトレーニング、装置のプレゼン・営業活動などがありました。

VPS Xphereの詳細な機能については、公式HPやYouTubeに動画が掲載されていますので、ご興味ある方は、アクセスしてみてください。

COLMINA デジタル生産準備 「VPS Xphere」
https://www.fujitsu.com/jp/solutions/industry/manufacturing/monozukuri-total-support/products/plm-software/dmu/vps/xphere/

今後、いわてデジタルエンジニア育成センターでは、VPS Xphereを体験できる環境を整えて参りますので、VRで確認してみたいデータなどがございましたら、ご相談ください。

 

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