2023年5月31日(水)北上オフィスプラザ(岩手県北上市)のセミナールームを会場に、株式会社アピール(青森県)様のご協力をいただき、3Dプリンター紹介セミナーを開催しました。
講演では、日本3Dプリンター株式会社の中野雅也氏からFDM方式「Raise3D」と長繊維も使用可能な「Mark Two」の3Dプリンターの紹介と活用事例について、お話しいただきました。
デジタルファクトリー株式会社の福田有斗氏からは、LFS方式「Form3、3L」とナイロン造形SLS方式「Fuse1」の紹介と活用事例を教えていただきました。
昨今、さまざまなシーンで3D プリンターが活用されています。主に製造業での台頭は著しく、生産ツールの多機能化を図り、作業品質および生産効率の改善が期待 されています。 3Dプリンターは 、造形方式や機器 、使用する素材によって、造形物の質感や強度などに変化が出ます。さまざまなシーンで活用できる3D プリンターだからこそ、そのシーンに合った機器を選択する必要があります。今回のセミナーでは、実機や造形サンプルを見て触ってもらいながら、3Dプリンターの性能や活用用途を学んでいただきました。
展示された3Dプリンター関連
Mark Two(FDM方式)
硬く、丈夫で、耐久性があり、アルミニウムの強度を持つパーツを作成するためのパワフルなプロ仕様の連続炭素繊維に対応した3Dプリンター。
Raise3D Pro3(FDM方式)
優れた位置決め精度、熱均一性の高いヘッド、ワークを取り外しやすいフレキシブルプレート。造形時の安定性と様々な材料選択肢で高い生産性をもたらす3Dプリンター。
Form3(LFS方式)
機能的で高品質なプロトタイプや最終製品パーツを高速で造形する低コストで高信頼性の工業用デスクトップ光造形3Dプリンター。
EASY MOLD(小型射出成型機)
金型や樹脂型を製作し、一般的な熱可塑性樹脂材を用いて成形し、低コストで短期間に成形品を手に入れることができる小型の射出成型機。
講演で紹介いただいた3Dプリンター
Fuse1(SLS方式)
SLS方式(粉末焼結積層造形法)は、高出力レーザで粉末状の材料を焼結させ入力形状を作り上げていく積層造形技術です。高強度な材料を使用することができ、製作単価が低く、生産性が高いため、機能性試作造形からカスタム製造などの多品種少量生産にまで至る幅広い用途に適しています。
3Dプリンター紹介セミナー
日 時:2023 年 5月 31日 (水) 13:30~16:00
場 所:北上オフィスプラザ 2F セミナールーム(北上市相去町山田 2-18)
講 師:日本3Dプリンター株式会社、デジタルファクトリー株式会社
主 催:株式会社北上オフィスプラザ、職業訓練法人北上職業訓練協会
主 管:いわてデジタルエンジニア育成センター
協 力:岩手県、北上市、株式会社アピール