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レポートNo.161:3DCADロボットシミュレーター体験セミナー(icROBOSim)

2023年5月23日(火)いわてデジタルエンジニア育成センター(岩手県北上市)を会場に講師には株式会社クリエイティブマシン様をお招きして、3DCAD-IRONCADの基本操作からロボットシミュレータ「icROBOSim」を実際に操作しながら機能を体験してもらうセミナーを開催しました。

icROBOSim

icROBOSimは、IRONCAD上で動作するロボットシミュレータです。IRONCADの3D空間内の要素/オブジェクトに対して高精度なデジタル検証が可能です。ロボットのみならず周辺機器や装置内アクチュエータの動作も検証できます。設計作業とロボット検証をCAD上で同時進行できるので、手戻りやデータ変換によるロスがありません。ユーザーエクスペリエンスを重視して設計されたUIにより、動画編集ソフトのようにシンプルかつ直感的に操作できます。タイムラインに沿って動作を指定できるため、タクトタイムを基準とした検証も可能です。複数のロボットのティーチングに対応しています。

IRONCAD

IRONCADは、装置・治具設計で多く使われている3DCADで「カタログ」からブロック等の3D形状を3D空間にドラッグ&ドロップするだけでパーツを作成することができます。「カタログ」には様々な形状と素材が揃っており、プレートや円柱を多用する自動機、設備機械や治具等はスケッチを描かずに設計することが可能です。

IRONCADの大きな特徴として、独自のTriBall(トライボール)というものを使って簡単なドラッグ操作で形状をつくってくことができます。3D空間内のあらゆるオブジェクトを移動・コピー・配列することができます。拘束を使わずに、複雑な配置操作 が可能です。

また、私の知る限りでは、他の3DCADにない特徴として、デュアルカーネルACIS、Parasolid 2つのカーネルを搭載しています。形状に合わせてカーネルの切り替えが可能です。複雑な形状の作成や他CADからのインポート・エクスポート時のエラー低減に役立ちます。

IRONCADは、他の3DCADと比べて使いやすくなっていて、特に設備設計をするのに向いていると感じます。これまでスケッチを描いてフィーチャで立体化し履歴を管理しながら設計変更に対応できるようにモデリングしていくことに時間がかかっていたり、活用ができていない企業様は、ぜひ一度、IRONCADを体験してみてください。

IRONCAD公式ホームページ
https://www.ironcad.jp/design-collaboration-suite/ironcad/

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