2022年11月2日(水)北上オフィスプラザ(岩手県北上市)のセミナールームを会場に、強度設計セミナーを開催しました。講師には、3Doors㈱高橋和樹様をお招きし、部品の強度比較を行い、形状の診断結果をわかりやすく解説していただきました。
講師の3Doors㈱高橋和樹様は、メーカーでの開発設計経験や3DCADベンダーでの企業コンサルタント経験を活かし、現在は3次元設計立ち上げ支援、各種トレーニングやCAD,CAE,PLMの運用支援などでご活躍されている方です。強度設計に関する書籍も出されております。
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3DCADと設計者CAE(解析)の普及により、気軽に強度検証が行えるようになってきていますが、メッシュ、拘束条件、有限要素法などの専門用語がならび、CAEのハードルを高くしています。材料力学での強度計算には限界があるのも現状です。
セミナーでは、設計者を対象に部品設計でよく利用する様々な形状をテーマとして、強度比較を行い、形状の診断結果をわかりやすく解説していただきました。丸穴と角穴の強度や、たわみの違いなどを定量比較し、長所と短所を探っていきました。解析結果を健康診断で医師がレントゲン写真から病巣を見つけるように構造解析の診断方法をケース毎に詳しく解説していただきました。
/// セミナー内容 ///
1. 強度ってどうやって計算するの
2. ブラケット部品を題材にして、CAEの計算結果の評価方法をみる
3. 板金部品の強度をCAE(構造解析)で計算する。その1
4. 板金部品の強度をCAE(構造解析)で計算する。その2
5. シャフト部品の強度をCAE(構造解析)で計算する
6. 梁(はり)の強度をCAE(構造解析)で計算する