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レポートNo.108:生産準備業務への3D活用セミナー(VPS MFG GP4 Xphere)

2021年2月5日(金)富士通JAPAN様、デジタルプロセス様の協力のもと、いわてデジタルエンジニア育成センター主管で「生産準備業務への3D活用セミナー」を開催しました。

会場は、いわてデジタルエンジニア育成センターを予定していましたが、定員8名を超えたため、同じ建物内の北上オフィスプラザ2階のセミナールームで実施致しました。

多くの方に集まっていただき、嬉しい限りです。

組立指示書作成コース「VPS MFG」

午前の部では、 VPS MFGを使用しての組立指示書の作成体験。
コンピュータ上で3Dモデルを使い、組立構成・手順編集を行い、組立しやすい順序に構成を変更。次に、組立作業指示アニメ編集。設定した工程で一括アニメーションを自動生成し、3Dモデルを利用しての手順書の作成まで行いました。※操作体験は、東京の講師とオンライン接続して実施致しました。

VPS MFGは、仮想試作機上で組立性検討を行い、生産準備業務のフロントローディング、品質向上と効率化を実現。組立手順、工数算出、工程設計(山積み 山崩し)、リソース検討、組立性評価、業務帳票作成や作業者教育などの生産準備業務を効率化させます。

VPS MFGの詳細な機能については、公式HPやYouTubeに動画が掲載されていますので、ご興味ある方は、アクセスしてみてください。

COLMINA デジタル生産準備 VPS MFG
https://www.fujitsu.com/jp/solutions/industry/manufacturing/monozukuri-total-support/products/plm-software/dmu/vps/mfg/

特別展示「 VR(仮想現実)-Xphere(クロスフィア)」

特別展示としまして、VR(仮想現実)体験コーナーを設けまして、設備や車などの3Dモデルをヘッドマウントディスプレイを装着してリアルスケールのバーチャル空間を体験頂きました。

使用ソフトは、VPS Xphere(クロスフィア)。VR酔いしづらいのが特徴で、遅延がなく、自分で歩いたり、しゃがんだりして視点を変えてバーチャル空間を体験できます。実際の視点や実際の姿勢での課題など、設計・製造現場の問題を早期に発見しやすくなります。

3DCADも立体とはいえ、2次元のディスプレイ上でみているのでスケール感や立体感はVRで確認した方が、よりリアルに検証できます。

VPS Xphereの詳細な機能については、公式HPやYouTubeに動画が掲載されていますので、ご興味ある方は、アクセスしてみてください。

COLMINA デジタル生産準備 VPS Xphere
https://www.fujitsu.com/jp/solutions/industry/manufacturing/monozukuri-total-support/products/plm-software/dmu/vps/xphere/

生産ライン作成コース 「VPS GP4」

午後の部は、VPS GP4を使用しての生産ラインの作成体験です。

VPS GP4は、いわて3D通信のWebサイトでも紹介しましたが、いわてデジタルエンジニア育成センターに11月末に新しく導入された設備になります。(VPS MFGは既に導入済みです。)

VPS GP4は、 現物なしで仮想量試と生産現場改善を実現する工程計画ツールです。工場レイアウトと作業手順を定義すると、コンピュータ上の仮想ラインからラインバランスや生産性が出力され、かつ作業者負荷などの作業性も出力されるため、生産性・作業性の両面からライン評価が可能です。

VPS GP4の詳細な機能については、公式HPやYouTubeに動画が掲載されていますので、ご興味ある方は、アクセスしてみてください。

COLMINA デジタル生産準備 VPS GP4
https://www.fujitsu.com/jp/solutions/industry/manufacturing/monozukuri-total-support/products/plm-software/dmu/vps/gp4/index.html

製造業界は大量生産から、顧客の仕様要求に合わせた一品一様のモノづくり、いわゆるマスカスタマイゼーションの時代へと移りつつあります。

顧客の細かな仕様や短納期要求に応えられる企業こそ、将来のモノづくりを制するともいえます。それには、設計・開発から製造、出荷に至るまでのリードタイムを短縮し、生産効率を高めていくことが必須課題となります。そうした課題を解決するための武器となるのが仮想技術を活用した”デジタル生産準備”です。

実機の代わりに3次元デジタルデータを用いて、生産準備部門が設計から製造にいたるかなめとなり、組立業務を主体としたモノづくり検証と伝達を行うことでモノづくりの品質向上と原価低減が行えます。

今後も岩手県内企業の生産性向上の支援に取り組むとともに、学生や求職者等への人材育成の新しいカリキュラムに盛り込み、更なる優秀な人材の育成にも努めて参ります。

新聞メディア掲載

2021年2月6日(土)の岩手日報に掲載して頂きました。

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