2024年10月8日(火)、9日(水)に、いわてデジタルエンジニア育成センター(岩手県北上市)を会場に講師に株式会社プラーナ―の栗山晃治様をお招きしまして、公差設計に関するセミナーを開催しました。
部品の寸法や形状などのばらつき範囲を規制する公差は、品質とコストに直結します。したがって、公差をどのように設定すべきか、公差をいくつにすべきかは、設計の実務において重要です。セミナーでは、ガタ・レバー比を考慮した公差計算を中心に学びました。基本的な計算方法から幾何公差を追加した場合、レバー比の調整、最小ガタを考えたり、長穴のメリットなどについて知ることができました。
実践演習として、手計算で値を求めたり、公差計算Excelソフトや純国産の3次元公差設計ソフト「TOL J」も使用しながら、公差設計理論の応用を学ぶことができました。
TOL Jは、3DCADデータを使って、公差設計を支援するツールです。SOLIDWORKSにアドインして使用できます。製品で重要な寸法を満たすように、各部品の公差を設定する支援をしてくれます。3Dモデル上の寸法や公差を入力することで、公差計算シートが作成されます。目標値を設定することで、寄与率や係数を考慮させた公差や寸法の値の計算を支援してくれます。
今回の講師である㈱プラーナ―様は、公差設計のプロフェッショナル集団で、セミナーやeラーニング、認定試験などの他、企業様の課題解決・コンサルも行っていますので、公差設計にお悩みの企業様は、ぜひ一度、ご相談してみては、いかがでしょうか。
公差設計実践セミナー
日 時:2024 年 10月8日(火)、9日 (水) 9:30~16:30
場 所:いわてデジタルエンジニア育成センター(岩手県北上市相去町山田 2-18)
講 師:株式会社プラーナ―
主 催:株式会社北上オフィスプラザ、職業訓練法人北上職業訓練協会
主 管:いわてデジタルエンジニア育成センター
協 力:岩手県、北上市